REPORT【イルミネータ+カメラ方式】では満足できない方にお奨めしたい5つの理由
どんな高価な多画素数&多bit数のカメラを搭載しても、落射方式(両側面から励起光で照明し、真上からカメラで見下ろして撮影する方式)のゲル撮影装置に『定量性』は期待できません。
定量性を求めるなら『イメージスキャナ方式』がこれからのトレンドです。
照明ムラがありません。
イルミネータの画像に見られるバックライトの光源縞、側面照明の照明ムラ、ゲル表面の水膜の湾曲の影が発生しません。
GELSCANは、蛍光基準板を内蔵し、スキャンの度に黒基準、蛍光白基準をサンプリングして自己校正します。
この技術をイメージスキャナでは、『シェーディング補正』と呼びます。
照明ムラ、レンズの周辺減光、センサの感度ムラを自動的に補正します。
スキャン値に繰り返し再現性が有ります。
『シェーディング補正』を搭載しておりますので、いつスキャンしても、誰がスキャンしても、取込寸法310x437mmのどこに置いても、同じ結果を得ます。
これに対して、一般的な落射式のゲル撮影装置では、レンズF値が非常に明るく、レンズ光軸中心と周辺との間で、明るさの差が顕著、かつ校正機構がありません。
蛍光強度に比例した値を16bitで得られます。
デジカメで得られる画像データは「見た目」に合わせるため、蛍光強度に比例していません。ガンマ変換された画像となり、暗部が明るく持ち上げられた処理が行われております。また、JPEG等の画像圧縮された非可逆の8bit(256階調)データが一般的です。 そのため、タンパク質やDNA濃度の定量、比較を行う際に、そのままでは定量データとして使えません。
GELSCANは、デンシトメータとしてお使い頂ける完全にリニアなセンサ特性を有しています。
iMeasureScanソフトウェアで駆動させることで、蛍光強度に比例した、センサにリニアな16bit(65,536階調)データを得ることができます。
ピント合わせや露出調整が不要です。
ピント合わせや露出調整のために、励起光を直接見つめ続ける必要がありません。作業者の目に優しいゲル撮影装置です。
また、励起光を当てるのはスキャン時だけですので、蛍光低下を防ぎます。
暗室が不要です。
濡れたままのゲルをスキャナに載せてフタを閉めるだけ。明るい照明下の実験机に置き、PCの隣で作業可能です。