REPORTカメラとスキャナ徹底比較

デジタルアーカイブにおいて一番ポピュラーな方法は、「スキャン」と「カメラ撮影」ではないでしょうか。 撮影費用のみで比較されがちですが、様々な角度・性能から、カメラとスキャナの優位性について比較します。

比較 カメラの場合 当社スキャナの場合
寸法精度

一般的に100:1~1000:1が限界。 被写体との撮影距離により倍率が変動するため被写体の浮きが直接倍率誤差となります。 レンズ光軸と被写体撮影面を直交させるべきところ、設置誤差により被写体の場所毎に倍率が異なります。 定規を一緒に写し込んだ場合であっても、定規の無い場所の寸法精度は保証できません。

スキャン画像全面で寸法精度10000:1を実現しました。 「テレセントリックレンズ」を搭載し「オルソ画像」を得ることができます。 被写体との撮影距離による倍率変動が生じません。そのため被写体の浮きによる寸法倍率への影響は無視できます。 定規などを一緒に写し込む必要はありません。画像に保存される解像度情報がそのまま定規替わりになります。また、定規の製造精度よりも、スキャナの寸法精度が高いためそもそも定規に頼る必要がありません。

階調再現

カラー画像を得られるセンサは、一般的にベイヤー配列フィルタを搭載しており、製品仕様記載の画素数のうち、Green画素成分は1/2、BlueとRedの画素成分は1/4の画素数です。例えば、4000万画素のカメラでは、Green画素数は、2000万画素、BlueとRedの画素数は、それぞれ1000万画素のセンサから得られる画像情報から計算処理により補間し合成されます。

被写体全面での照明光の不均一性は、1%未満です。 自己校正機能(シェーディング補正)に加えて、光量の安定したLED白色光源を使用しています。 結果、繰り返し色再現性は、色差<0.39[ΔE(L*a*b*)]を実現しています。

光学解像度

被写体全面での照明光の不均一性(照明ムラ)を10%未満に抑えることは困難です。 この照明ムラ要因は色差4[ΔE(L*a*b*)]の色ズレの原因となります。

1つの画素(pixel)を構成するBlue/Green/Redの階調情報は、完全に独立しています。 デモ機を例に取りますと、600mm × 1000mmの領域を光学解像度800ppi(pixelperinch)でスキャンした場合、得られる画像は約6億画素です。これは、Blue/Green/Redそれぞれの色の画素について、正確に6億画素の解像度と独立した階調情報が存在します。

撮影プロセス

寸法精度、階調再現、光学解像度を確保するための調整作業に時間を要します。撮影に関して専門スキルを要します。 同じ撮影条件を再現できません。 光学解像度を上げたい時、一度の撮影で被写体を撮影できない場合は、画像接合が必須となります。しかし、カメラは寸法精度と、階調再現の問題が発生するため、画像接合境界が容易に判別でき目立ちます。 そこで、画像処理ソフトウェアを使って、寸法歪み補正や接合箇所で画像の濃度のボカシ処理などの画像レタッチ(編集)作業が必須となります。

どなたでも4ステップで高品質画像を得られます。 (1)被写体をセットし、(2)プレビューボタンを押し、(3)スキャンエリアを設定して、(4)スキャンボタンを押す。 どなたでも何度でも同じスキャン条件を再現できます。 テレセントリックレンズを採用しているため、被写体の浮きによる倍率変動を無視できます。そのため、被写体の設置作業が非常に楽です。 テレセントリックレンズを採用し寸法精度が高いため、複数回に分けてスキャンした巨大な被写体であっても、画像接合時に、寸法歪み補正や濃度ボカシ補正などの画像レタッチ(編集)が不要です。ジグソーパズルのように単純に繋いで境界を合わせるだけで完成します。

撮影に要する時間

シャッター速度:1秒未満。(例:1/125秒)

スキャニング時間:3分間。[条件:範囲600 × 1000mm、解像度400ppi、48bitColor]

非接触

非接触。

非接触。Working Distance:127mm。 (オプションでW.D=350mm)

被写体向き

Face upも可能だが撮影機材の落下のリスクが有る。

Face up。スキャナの構成部品は装置に固定されており部品落下のリスクは低い。

撮影機材の可搬性

有り。

持ち出し不可・受託困難な被写体の場合は、出張スキャンに対応します。詳しくはお問合わせください。