PRODUCTオルソ・スキャナ
OrthoScan-IMAGER

OrthoScan-IMAGERまるで本物をルーペで見ているリアリティ。

オルソ・スキャナはアイメジャーが開発・設計・製造した純国産大型デジタルアーカイブ用イメージスキャナです。
特許を取得した正射投影技術で高解像度画像を非接触で撮影できます。
当社開発なので、用途に応じたスキャナ開発も対応いたします。ぜひご相談ください。

応用事例


| 土器や石器などの埋蔵文化財における実測図作成 | 航空機図面などのラスター・ベクター変換用画像入力 | 美術館、博物館の所蔵作品の高精細デジタルアーカイブ化 | 水彩画や油彩画の高精細レプリカ製作 | 石材、木材、布など建材テクスチャーの画像作成 ・・・など

シリーズ製品一覧

基本仕様

形式 非接触式大型イメージスキャナ
走査方式 読み取りヘッド移動型原稿固定読み取り
光源 白色LED
オプションで赤外線光源 追加可能。
センサ 4000 画素/カラーラインセンサ
取り込み寸法 カスタムメイド
【導入事例】
ガントリー型:X軸 2000 × Y軸 1800 × Z軸 200 mm、X軸 1000 × Y軸 600 × Z軸 127 mm
スタンド型:X軸 500 × Y軸 700 × Z軸 300 mm、X軸 500 × Y軸 1000 × Z軸 300 mm
光学解像度 400ppi / 600ppi / 800ppi / 1200ppi
寸法精度 ±0.08%未満
※専用キャリブレーション使用時±0.01%未満
階調性 各色 10bit
位置再現精度(ガントリー型のみ) 800ppi時、±0.1mm未満。
出力画像 正射投影(オルソ)画像
フルカラーRGB:24 bit カラー / 48 bit カラー : TIFF 形式
赤外線IR(オプション):8 bit グレー / 16 bit グレー : TIFF 形式
4GB を超える場合は、RAW 画像出力。
結像光学系 テレセントリック光学系
走査系 AC サーボモータ駆動直交3軸ステージ
スタンド型はオプションとして回転(θ)軸を追加が可能。
ソフトウェア機能 レイヤースキャン / 縮小画像出力 / グレースケール画像出力
可搬性 分解・搬送・再組み立て可能(オプション)
対応OS Windows 10/11 (64bit)

※記載の仕様は導入実績を基に更新されます。

※価格は仕様確定後の御見積になります。まずはお問合せください。

MODELモデル名

製品名/型番 機能 納期
OrthoScan-IMAGER

ガントリー型

原稿台に作品をFaceUPで置き、真上から撮影します。絵画や建築材、図面等の用途に適しています。

目安:注文を頂いてから36週間。
※カスタマイズ品の為、仕様によって変動いたします。

OrthoScan-IMAGER

スタンド型

原稿台に立体物を置き、真横から撮影します。土器など埋蔵文化財の実測図作成に適しています。

目安:注文を頂いてから36週間。
※カスタマイズ品の為、仕様によって変動いたします。

OPTIONオプション

製品名 内容
オプション

赤外線モデル(OSI-Q)

赤外線光源を搭載し、一台でフルカラー(RGB)と赤外線(IR)を撮影できます。
サンプル画像はこちら。

オプション

【スタンド型のみ】
回転式オルソスキャナ

スタンド型に回転テーブルを搭載することにより、立体物の展開図の撮影が可能となります。
展開図撮影時、X軸を固定し回転テーブル上の作品がゆっくりと廻ります。
展開図サンプル画像はこちら。

特長

01テレセントリックレンズで撮影する正射投影画像

正射投影は投影法の一つで、無限遠からの平行光による投影で得られる画像です。
例えば、円筒の立体物3つが並んだ状態の被写体を撮影します。(Figure1)
通常光学系のカメラで撮影した場合、Figure2の画像を得ます。

通常光学系で撮影した画像では円筒が歪み、Figure2-1とFigure2-2をつなぎ合わせた時、 被写体Bは重ね合わせることができません。
一方、オルソ・スキャナは特殊なテレセントリック光学系を用いて撮影します。
同じ被写体を撮影した場合、Figure3の画像を得ます。

真上から撮影した画像になるため、Figure3-1とFigure3-2をつなぎ合わせた時、被写体Bは完全に重ね合わせることができます。

02抜群の直角精度・寸法精度

オルソ・スキャナは10000:1の寸法精度を実現します。
※1メートル長をスキャンした際に絶対寸法精度 ±0.1mm未満。
専用キャリブレーション(専用校正チャート、専用校正ソフト、温度補正)を実施。

03非接触で高速スキャニング

オルソ・スキャナは、被写体の上部から非接触でスキャニングを行うので、被写体を傷めません。
600×1000mmのスキャン領域を400ppiの解像度で約3分で撮影します。
*出力解像度により速度自動可変
<600×1000mmスキャン領域のスキャン時間>
150ppi≒1.5分、400ppi≒3分、800ppi≒5分、1200ppi≒7分

04高精細スキャニング

150ppiから1200ppiでのスキャンが可能です。2m×1.5mから最大30億画素の画像を生成できます。
高解像時であってもスキャニング領域は狭くなりません。
また、照明装置を搭載しキャリブレーション機構(シェーディング補正)を搭載したことにより対象物の反射率に準じた反復精度の高いデジタル画像が得られます。

05可搬性

ユーザーによる分解、組立、調整が可能です。美術館にスキャナを持ち込み、大判絵画の撮影が可能です。

06照明ムラのない忠実な色再現画像

シェーディング補正機能を搭載し、照明装置の照明ムラ、レンズの周辺減光、センサの感度ムラなどを自動補正します。
その結果、被写体の持つ真の色に忠実な色情報を得ることができます。数回に分けてスキャンしても、接合箇所での明暗差はΔL*<0.4となり階調の段差は発生しません。

07特許技術 回転式オルソスキャナ(スタンド型オプション)

元来のスタンド型モデルに回転テーブルを搭載し、展開図撮影専用の装置を開発致しました。
近年3Dスキャナを用いた撮影が盛んになってきております。
これに対して、回転式オルソスキャナで得る展開図は、次のような特長があります。

特長1)陶器や金属彫刻花瓶など光沢のある作品においてテカリが生じない撮影が可能。
特長2)0.05mm未満の光学解像度での撮影が可能。
特長3)撮影した画像の寸法精度が高く、デジタルアーカイブとしての真正性が保証される。
特長4) 構造原理上、光学解像度を固定したまま、撮影サイズを更に大きくすることが可能。
最大直径、最大高さ、の作品を撮影した際に得られる円筒側面の総画素数は、解像度300ppiにて2億1千万画素、600ppiにて8億6千万画素となります。

【応用例】
埋蔵文化財のデジタルアーカイブ、円筒形状を有する資料の正確な円周側面の高解像度撮影などにご利用頂けます。

YouTube製品動画

  • OrthoScan-IMAGER 製品紹介

  • OrthoScan-IMAGER 製品紹介【プロ編】

  • FINE ART SCAN

SAMPLEオルソスキャナの応用事例

  • 高精細デジタルアーカイブ作成

    大判サイズの古地図

    小さくて読めない古地図の文字まで拡大閲覧できます。

  • アート作品の高精細スキャン

    浮世絵

    浮世絵などの絵画も非接触で高精細に撮影できます。浮世絵の毛割も観察できます。

  • 画像による測定・検査

    剣山

    剣山を真上から撮影すると、オルソ画像とカメラとの違いが如実に分かります。オルソ画像なら画像から正確な寸法を計測することができます。

  • 埋蔵文化財の実測図作成

    埋蔵文化財の実測図作成

    オルソスキャナは元来埋蔵文化財の実測図作成から開発されました。オルソ画像の線をなぞり実測図を作成することが可能です。

  • 白色・赤外線オルソスキャナ

    白色・赤外線オルソスキャナ

    カメラ、光源をカスタマイズした白色・赤外線オルソスキャナの製造も承ります。非接触で絵画の赤外線画像を撮影できます。

特許・販売・開発

特許

OrthoScan-IMAGER は、アイメジャー株式会社、ならびに株式会社シン技術コンサルの独自の特許技術です。
・特許第4758773号

直販

アイメジャー株式会社 (iMeasure Inc.) 

開発

【開発者】

アイメジャー株式会社

【共同開発(敬称略)】

株式会社シン技術コンサル(SIOS)
https://www.shin-eng.co.jp/