信州放射能ラボよくある質問
その他のご質問は「お問合せフォーム」にてお願いいたします。
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検体持ち込みに予約は必要ですか?
持ち込み前にご連絡ください。(TEL:0263-50-8651)
平日9:00~17:00の間で持ち込んでください。
その際に、検体受付票を書いて頂きます。
*検体受け入れ時に、サーベイメータ(TCS-172B, TGS-146B)
にて事前検査を行い、弊社基準値を越えた場合は、検体をお返しする場合がございます。予めご了承ください。 -
宅配送付の場合の送料はどういう扱いですか?
送料はお客様負担になります。
検体測定後の返却に関しましても、着払い発送となります旨ご了承くださいませ。 -
お支払いはどのようになりますか?
【銀行振込】
測定開始前に先払いでお願い致します。
もし検体をお持ち込み頂けるのであれば、その時に直接お支払いただくことも可能です。
法人・事業主様は請求書をお送りします。月末締め翌月末現金支払いとなります。<振り込み銀行口座>
八十二銀行 村井支店 普通 359315
名義 アイメジヤー.カ【PayPal(ペイパル)オンライン決済サービス】
安全なクレジットカード決済に対応したPayPal(ペイパル)のオンライン決済サービスを導入しております。
詳しくは、PayPal(ペイパル)についてをご覧ください。 -
測定結果はどのようなかたちで報告してもらえますか?
電子メール・FAX・郵送のいづれかでお送りします。
以下は弊社の標準報告書式です。
放射能測定結果です。
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検体:xxx
結果:
Cs-137:nn.n+-0.6 Bq/kg
Cs-134:nn.n+-0.5 Bq/kg
I-131 :ND < 0.6 Bq/kg
測定日時:2012.6.30, 11:52~
測定時間:10H
検体重量:745g
容器:1Lマリネリ
測定装置:TechnoAP社TG-150B(ゲルマニウム半導体検出器)
測定所:アイメジャー信州放射能ラボ(iSHL)
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*また、高品位Geコース、ならびにサブベクレルコースの場合は、TG150B(ゲルマニウム半導体検出器)が自動的に出力する報告書式(Cs-134,Cs-137近傍スペクトルと核種一覧)をお送りします。
・Cs-134,Cs-137近傍スペクトルサンプルを見る。
・核種一覧サンプルを見る。
*これらのファイルは、標準にてpdf形式のファイルです。もし、マイクロソフトの表計算ソフト、エクセルのファイル書式( .xls )をご希望でしたらその旨、測定ご注文時にご指示ください。
*事業主様向けの証明書発行の際には、弊社押印証明書、光子エネルギースペクトル、(高品位Geコース、ならびにサブベクレルコースの場合は、更に核種一覧表)をe-mailにて速報した後、別途原本を郵送発送します。 -
測定はどの装置を使い、測定にはどの位時間がかかりますか?
高品位コース:検出限界1Bq/kg(判定1.645σ)で10時間です。
高品位Geコース:検出限界1Bq/kg(判定3σ)で2時間です。
サブベクレルコース:検出限界0.5Bq/kg(判定3σ)で8時間です。
【使用する放射能測定装置】
高品位コース:LaBr3シンチレーション式ガンマ線スペクトロメータ
高品位Geコース:ゲルマニウム半導体検出器
サブベクレルコース:ゲルマニウム半導体検出器 -
検体はどのような状態で送れば良いですか?
測定希望の状態で送ってください。(例:じゃがいも等皮付きか皮無しか)
また、検体は丸ごと送付ください。弊社で粉砕致します。 -
検体量はどの位必要ですか?
1000ccまたは1kg必要です。
お米(玄米、精米)であれば、6合必要です。
かさばる物(干物等)は粉砕して、1Lの容量が必要になります(例:牛乳パックにすきまなく詰め込む位 の容量)。
かさばる物(干物等)は、粉砕して詰める必要があり、重量にして、600g程度を目安にしてください。
*(例)茶葉:600g ただし粉末を希望しない測定後検体を利用されたい場合は500g
また、砂や土壌など比重の大きい(重い)検体は、1000ccにて、1.5kg程度となります。
容量が十分足りるように留意ください。
なお、高品位コース、標準コースの装置(TS-150B)で使用する容器の容量は700ccです。
上述の検体毎の目安重量の70%程度を目安としてください。 -
測定後の検体はどうなりますか?
原則はそのままご返送となりますが、生物(なまもの)についてはご相談ください。
なお、検体の返却に関しましても、着払い発送となります旨ご了承くださいませ。 -
測定結果がわかるまでの期間はどの位かかりますか?
検体が到着してから、5営業日を目安にメールにて測定結果をご報告します。
お急ぎの場合はお問い合わせください。 -
高品位コースでの測定結果がセシウム134のみ検出の場合、どんなことが考えられますか?
高品位コースで使用する放射能測定器TS150Bは臭化ランタン結晶を用いたシン チレーション検出装置(以降、LaBr3シンチと呼びます)です。
一般的なヨウ化ナトリウム(NaI)結晶を用いたシンチレーション式放射能測定装置(以降、NaIシンチと呼びます)に較べて、
(光子エネルギー分解能が高いため)放射性セシウム137を独立して検出する能力を持ちます。
そのため、放射性セシウム137の定量に関し、他の元素(核種)を誤検出すること無く優れた特性を持っております。
その一方で、LaBr3シンチは、NaIシンチであれば、放射性セシウム134を検出するために使用する検出領域(光子エネルギー値:796keV)を利用できません。
そのため、放射性セシウム134の領域(605keV)を使って定量しています。
しかし、この領域には、天然土壌に含まれる放射性物質由来で、空気中にも存在するラドンガスに起因する放射性ビスマス214(609keV)が存在します。
LaBr3シンチは、(NaIシンチも)放射性セシウム134の領域(605keV)は、この隣接する放射性ビスマス214(609keV)を見分けることができません。
(このエネルギー領域にて、放射性セシウム134と放射性ビスマス214を見分けるためには、ゲルマニウム半導体検出器が必要となります。)
そのため、放射性セシウム134が全く含まれていない場合であっても、天然由来の放射性ビスマス214の影響で、LaBr3シンチは、放射性セシウム134であるとみなし誤検出をする場合があります。 放射性セシウム134を誤検出したかどうかの判断方法は次の通りです。
(1)福島第一原発由来のセシウムに関しては、原子力発電所から放射性セシウムが放出された時点で、放射性セシウム134と137の比率は、ほぼ1:1と言われております。
(2)また、放射能が半分になるまでの期間である半減期は、放射性セシウム134と137がそれぞれ、2年と30年であります。
(3)以上のことから、放射性セシウム134が存在する場合は、決まって、放射性セシウム134よりも多くの放射性セシウム137が含まれていると言えます。
(4)そこで、放射性セシウム137が不検出であれば、放射性セシウム134の含まれる可能性は検出限界以下であろうと推定されます。
このような場合、弊社では、ゲルマニウム半導体検出器を用いて、上記仮説の検証を行うように心がけています -
土壌を測定したいのですが、採取方法はどのようにしたらよいですか?
放射能測定のための土壌のサンプリング方法をご参照ください。
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アイメジャー信州放射能ラボはどこに有りますか?
住所
〒390-0876
長野県松本市開智2-3-33
北緯36.24214度、東経137.97058度に有ります。
建物正面道路側に看板「アイメジャー信州放射能ラボ」が有りますので目安にして下さい。
地図(Google Map)はアクセスをご覧ください。 -
高品位コースと高品位Geコースの結果の違いを教えてください。
高品位コースは、シンチレーション式の装置(TS150B)を10時間使います。
高品位Geコースは、ゲルマニウム半導体検出器(TG150B)を2時間使います。
高品位Geコースには装置が自動的に出力する報告書式(Cs-134,Cs-137近傍スペクトルと核種一覧)を送ります。
精米などは、初回だけGeを使い、以降定期点検用にお安いシンチレーション式を使うことをお奨めします。
汚染されていない土壌などは、天然放射性物質由来(ビスマスなど)の影響を見分けるために、Geを推奨します。 -
検体の量が少ないのですが、測れますか?また検出限界1.0Bq/kg まで測定は可能ですか?
原則として高品位Geコースにて1L必要です(シンチレーション式の計測器を使う高品位コースでは700cc)。
しかし、検体の量が少ない場合、測定精度は低下しますが、250ccを越えれば計測は可能です。
ただし、検体の密度(重量/体積)が低い場合は、同じ測定時間をかけても、予定していた検出限界1.0Bq/kgに届きません。
その場合は、以下の2つの方法があります。
(1):更に時間をかけて計測する。
(2):検体を粉々にして、可能な限り充填(じゅうてん)密度を上げる。
できれば、(2)の方法としたいので、弊社の粉砕器を使って 検体を細かく砕くことになります。
その場合、送付頂く総量は、「重量にして1.2kg」程度を目安にお願いします。
どうしても確保できる検体の量が決まっていて足りない、測定後に再利用するために、検体を粉々にしてはいけない(検体の姿を変えることができない)場合には、測定時間を伸ばす(1)の方法となります。
この場合の料金は、標準料金ではなく、別途見積となる場合がございます。ご了承ください。
<参考>
弊社測定実験ページ -
土壌・灰・肥料等、汚染の可能性のある検体を測定したいのですが、測定依頼はできますか?
測定は可能です。
ただし、高濃度汚染が推定される検体の場合には、測定をお引き受けする際の上限がございます。
暫定値ですが、サーベイメータを検体に押し当てて0.4μSv/h未満であること、と規定しています。
サーベイメータをお持ちでなかったり、不明な場合は、お問い合わせください。
手順は下記をご参照ください。
【土壌測定の流れについて】
1.まずは、放射能測定お申し込みフォームにてお申込みください。
2.お申込後、弊社より容器(別売)をお送りいたします。
3.容器に土壌を詰めていただき、検体をお送りいただきます。
4.前払いにてお振込みの手続きをしていただきます。
5.ご入金確認後、測定を開始します。
6.測定結果報告をします(基本はメールにて)
7.測定後土壌をご返送します(着払い) -
Cs-137とCs-134の値を足した値とCs合算値が一致しないのは何故ですか?
小数点以下の四捨五入の処理を行った場合、たまたま合わない場合があります。計算間違いではありません。
[計算事例] 1.3+1.1→ 2.3 になる カラクリ。
1)小数点以下、下2ケタまで生データがあるとします。
Cs-137: 1.25 Bq/kg
Cs-134: 1.05 Bq/kg
2)合算値は、下2ケタの生データで合算をしています。
1.25+1.05=2.30
3)報告測定値は小数点以下、下1ケタに丸めて表示しています。
Cs-137: 1.25 -> 1.3
Cs-134: 1.05 -> 1.1
Cs: 2.30 -> 2.3
このため、1.3+1.1→2.3という不思議な表示になります。
まとめますと、
例)
Cs-137: 1.25 -> 1.3
Cs-134: 1.05 -> 1.1
1.25+1.05=2.30
2.30 -> 2.3
Cs合算 : 2.3Bq/kg
Cs-137: 1.3 Bq/kg
Cs-134: 1.1 Bq/kg
となります。 -
法人企業向けのお勧めコースはありますか?
証明書発行を必要とする企業様の場合は、ゲルマニウム半導体検出器を使った測定をお奨め致します。
【高品位Geコース】: 22,000円/1回(税込)(1Bq/kg未満を不検出)
(2時間測定時のCs-137の検出限界値(正味計数値 3σ):1.0Bq/kg)
理由は、ゲルマニウム半導体検出器の信頼性です。
厚生労働省の定める 「食品中の放射性セシウムスクリーニング法(*1)」によれば、NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータにて、放射性セシウムが検出された食品について、 放射性セシウムが基準値よりも確実に低いと判断できない検体は、「ゲルマニウム半導体を用いたガンマ線スペクトロメトリー等による試験法を用いて検査結果を確定するものとする。」と定められています。
<参考>
(*1)食品中の放射性セシウムスクリーニング法 -
掃除機ゴミパックを測定したいのですが、測定依頼はできますか?
測定は可能です。
手順は
掃除機ゴミパック測定の流れについてをご参照ください。
1.まずは、放射能測定お申込みフォームからお申込みください。
2.お申し込み後、弊社より、専用容器(別売750ml)をお送りいたします。
3.容器にゴミパックを詰めてください。ただし、入らない場合は、口の部分の段ボールは切り取って詰めていただきます。
4.検体を弊社へお送りください。
5.前払いにてお振込みの手続きをしていただきます。
6.ご入金確認後、測定を開始します。
7.測定結果報告します(基本はメールにて)
8.測定後、ゴミパックをご返送します(着払い)